一人暮らしのメリット・デメリット

自由になれる

特に若い世代は、進学や就職で一人暮らしとなると寂しさよりも自由になれるという気持ちの方が強く、これから始まる自分一人の生活に心躍らせているかもしれません。
一人暮らしなら家族に制限されることがなくなります。
いつご飯を食べようが、いつお風呂に入ろうが、友達を呼んでも何をしても咎める人がいないのですから、自由を謳歌!できるという魅力があります。
実家を離れる、家族と一緒に暮らさないことへの不安はあると思いますが、実際に一人暮らしをしている若いサラリーマンやOLさんに聞いてみると、自分にとって一人暮らしの空間は非常に快適で満足できる生活と答える方が多いのです。

メリットがあると考える人が多いのですが、全くデメリットのない生活はありません。
一人暮らしの前にメリット・デメリットをきちんと理解し、憧れだけでは生活できない厳しい面も、しっかり把握しておきましょう。

一人暮らしのメリットは自由!

家族と一緒に暮らすということは安心感がありますが、お風呂の時間や食事の時間など、どうしても家族に合わせなければなりません。
いくつになっても親からすればかわいいわが子です。
20歳を過ぎても「何時くらいになるの?」「ごはんはどうするの?」と連絡が来るたびにイラットする・・・・という事もなくなります。

逆に、家族と共に過ごさないことで、家族、特に親御さんへの感謝の気持ちが出てきて、家族に優しくなれるという方も多いです。
実家にいる時には事あるごとに衝突していたお父さん、お母さんですが、離れてみれば洗濯、食事、掃除、それに生活するために働く親御さんはなんてありがたかったんだろうと感じるものです。
友達をいつでも呼べる、何気兼ねなく好きなことができる、だからこそ、家族のありがたさを痛感する、これも一つのメリットでしょう。
また一人暮らしをすることで生活にかかるお金を理解し、やりくりできるようになるという事もありますし、お料理がうまくなれる、節約術を覚えられたなど、生活上手になれるという点も一人暮らしの大きなメリットです。

一人暮らしのデメリットはお金?

社会人になってからも実家から就職先に行けるという場合、生活費がかかりません。
社会人となり収入が入るようになるのですから、家に食費位入れるのが当然ですが、一人暮らしにかかる費用を考えれば、微々たるものです。
そう、一人暮らしの大きなデメリットは何しろお金がかかるという点です。

初期費用として引っ越し費用にだいたい60万円ほどかかります。
敷金礼金、冷蔵庫や炊飯器などの家電用品の購入など、一人暮らし用とはいってもかなり費用がかかります。
敷金礼金がないところもありますが、その賃貸部件を出る時に清掃費用やメンテナンス費用が掛かりますので、敷金礼金があるところに暮らす方がいいという意見もあります。

家賃、光熱費、食費、日用品などの購入、携帯料金にインターネット通信料・・こうした毎月かかる生活費は低くて10万円位、一般的には10万円を超えます。
就職したばかりはお給料も低く安定するまでは生活のやりくりが大変です。
実家暮らしなら3万円位、家に食費代として入れているという人が多いので、一人暮らしはやはりかなりの費用が掛かります。

掃除、洗濯、料理からゴミだしまで行わなくてはなりません。
話相手がいない真っ暗なアパートに帰り、誰と話すことなく夕食を作る・・・など、最初のうちは孤独との戦い・・・という意見も多かったです。
自由を謳歌できる一人暮らし、でも一人だからこそ責任もあれば孤独も感じるのです。